企業理念

蔬菜茶寮は、フードロス食材を取り扱っています
フードロスとは、あくまでも「loss」であり、「waste」ではありません
この2つの違いは、生産・加工・流通過程で行き場を失う可能性のある食品を指す「loss」に対して、「waste」は小売・消費者で消費しきれず廃棄となる食品を意味します
日本では、「food loss」と「food waste」を分けずに問題化してしまっていますが、本来、抜本的な解決方法がそれぞれ異なります
豊洲・築地の市場で仲卸業者として働く蔬菜茶寮の代表は、流通過程で行き場を失う可能性のある「loss」において恒久的な対策を実現化するために蔬菜茶寮を立ち上げました

仲卸業者の役割は大きく分けて4つあります
① 価格の安定
異常な高騰や暴落を防ぎ、継続的な取引がしやすい環境を維持するために相場に応じた価格を柔軟に設定し、市場全体の価格の安定を図っています
② 需給バランスの調整
相場や需要の状況を踏まえて仕入れの量を調整し、それらを適正な価格で販売することで市場全体の安定を支えています
③ 安定した供給
飲食店には少量多品種、小売店には売れ筋をまとまった数量で提供することで、青果の過不足を防ぎ、安定した供給体制の実現に向けて日々努力しています
④ 市場の活性化
生産者が数年かけて商品化した新しい品種や珍しい野菜・果物を積極的に仕入れることで市場の品揃えを充実させ、消費者の関心を高めています

一部の消費者の声として、
「food loss」の主たる原因に仕入れの多さを指摘することがありますが、仲卸業者の4つの役割をご理解頂ければ、「food loss」の発生は必然であってこの問題への対策は市場とは別のところにあることが見えてきます

蔬菜茶寮は、積極的にフードロス食材の生きる道を模索し、実現して参ります

蔬菜茶寮の取り組み

マルシェの開催
東京・西麻布において毎週火曜日・土曜日にマルシェを開催
豊洲・築地の市場の青果では、毎週水曜日と日曜日は河岸が休みのため、その前日の火曜日と土曜日には売れ残ってしまった食品の一部が「loss」化してしまいます
それらの食品をマルシェを通して地域の皆様にお買い上げ頂いております
(今後、マルシェの開催地域を増やしていきます)

西麻布CURRYの提供
東京・西麻布において毎週月曜日~金曜日(休祝日を除く)にランチカレーを販売提供しています
お米とスパイス以外の食材はすべてフードロス食材を使用しており、更に動物性食材不使用、グルテンフリー、そして無水で仕上げたカレーです
余ってしまった炊いたお米は加工品にします
西麻布CURRY
東京都港区西麻布2-8-11 西麻布ビル1F
毎週月曜日~金曜日 11:30~14:00(LO 13:30)

● フードロス食材の加工品開発
BtoB商品としてフードロス食材の加工品開発を行っています
イチジク・ぶどう・キウイ・ミニトマトなどのドライフルーツ
にんじん・パイナップル・いちご・金柑・栗・イチジク・キウイなどの麹
にんにく・きのこ・玉ねぎ・レモン・トウモロコシ・トマトなどの塩麹
三升漬(青唐辛子)
生姜の醤油麹
玉ねぎ醤油麹・にんじん麹ドレッシング
発酵ケチャップ
ウスターソース
豆板醤(空豆)
濃縮甘酒・コチュジャン(炊いたお米)
茄子・かぼちゃ・かぶ・大根などのすり流し
乾燥松茸
ネギ塩だれ